みなさんはYahoo!ゲームを覚えていますか?
正確には今でもYahoo!ゲームは存在しているのですが、インターネット産業がここまで盛んになる前、ちょうど僕が小学生くらいの頃(10年くらい前)ですか、Yahoo!ゲームがめちゃくちゃ流行っていました。
その時代を生きていた人ならわかるかもしれませんが、その頃はインターネット上で知らない人と大富豪をしたり、ビリヤード(9ボール)をしたり、麻雀したりできるだけで感動していたものです。
今回の記事はそんなインターネット隆盛期のYahoo!ゲームに関する甘酸っぱいお話です。
Yahoo!ゲームのチャット機能
これからの話は10年くらい前のYahoo!ゲームのシステムをもとにお話しします。
今でもそのような機能があるかどうかはわかりません。
最近はゲームというものから遠ざかっているので。
そのころはゲームごとに部屋が作られて同じゲーム部屋にいる人一覧が表示され、プロフィールを見て、メッセージを送ることができました。
そこで天才小学生(別名:神童)であった僕は閃きました。
女性アバターの人にメッセージ送れば美味しい思いができるんじゃね?
考えた僕は即行動に移しました。
女性アバター、女性の名前の人に対して片っ端から「こんにちは」というメッセージを送りつけました。
その結果をいくつかご紹介します。
普通に返事をしてくれた人
なんだかんだ普通に返事をしてくれる人は多かったです。
ただ、相手の女性は女子高生や、主婦の方など小学生の自分にとっては大人な女性ばかり。
むふふな画像を送ってもらったりできるかなーと考えていましたが、そのためのトークスキルはありません。
結局少しHな話をするまでで終わってしまいました。
今だったらもう少しうまくやれた気がします。
ネカマに引っかかる
小学生の僕は純粋でした。
女性アバター、女性表示名の人はどれも女性に違いないと思い込んでいました。
片っ端から女性と思われるユーザーに「こんにちは」と送りつけていたところ、反応の良い人が何人か現れました。
その人たちは向こうから
「何歳なのー?」
とか
「かわいい!」
などと言ってきてくれて幼い僕は舞い上がりました。
しかし、会話を続けていくと
「男だよバーカ」
僕の頭の中は?でいっぱいです。
しばらくするとなんとなく意味がわかってきました。
「そうか、この人は女のアバターを使っているけど、本当は男なんだな」
神童であるところの僕はネカマという概念を獲得しました。
晒される
各ゲーム部屋にはオープンチャットというものがありました。
つまり、その部屋にいる全員が見える掲示板のようなものですね。
僕がいつものようにナンパをしていて、ある時その掲示板に以下のようなものが書かれているのを発見しました
「○○(僕のID)からいきなりメッセージがきたんだけど、まじキモい」
この時僕は顔から火が出るような思いをしました。
同時に、僕がネットの世界に晒されてこの過ちは2度と消せないんだなという恐怖もこみ上げてきました。
とりあえず、その書き込みを見た瞬間、Yahoo!からログアウトし、目を背けることにしました。
時間が経つにつれてこのことも大したことがないように思えてきて、またナンパを始めるのでした。
おわりに
今でこそ、Twitterなどの色々なツールが出てきて、オフパコなどと騒がれるようになりましたが、10年も前はそんな概念はほとんどありませんでした。
そんなインターネット黎明期に幼い僕が味わった甘酸っぱい経験のお話でした。
共感してくれる人もいるんじゃないかなと思います。
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