みなさんこんにちは。今日は読書についてです。
誰しも文章を早く読みたいと思いますよね。読書が好きな人もそういう願望があると思いますし、大学入試の英語や国語の長文だって速く読める方が考える時間が増えて正答率も上がるでしょう。今日はそんな本を速く読みたい、速読力をあげたいと考えている皆さんに一冊を送ります。
著者はみなさんご存知齋藤孝先生です。
なんでも齋藤孝先生は1時間で読んだことのない2冊の本を公でレビューすることができるという速読力とコメント力があります。我々がその領域に達するのは少々時間がかかりますが、そのエッセンスは著書『齋藤孝の速読術』で紹介されています。
実に内容は多岐に渡るのですが、今回はその一部を紹介しましょう。なかなか普通の人にとってはとんでもないような速読法が書かれているので私も少し戸惑いました。それは
読んだ本の内容は2割程度残れば良いというものです。我々は普通本を読もうとするとなるべく全てのことを吸収しようとします。それが自然な考え方なのですが、齋藤孝先生は違います。我々が普段行なっている読書の5倍以上のスピードで読書をし、そのうちの2割程度を頭に残しているのです。
ちょっと計算してみましょうか。我々が普段1冊の本を読むのにかかる時間が1時間だったとしましょう。(これはなかなか早いですが)それで全部内容は頭に入っている。
一方斎藤先生は1冊の本を読むのに12分かかるとします。ただ、読むスピードが5倍になるので単純計算で頭に残る量は2割です。
ここまで読んだみなさんは、自分の読み方と斎藤先生の読み方の効率は変わらないと考えるでしょう。でも実は違います。
斎藤先生が言うには本の内容の8割は全体のうちの2割に収まっていると言うことです。つまり、重要な2割さえ頭に残ってしまえば、その本の8割を吸収したと言うことができるのです。
したがって、1冊を12分で読む斎藤先生は私たちの4倍の効率で本を読んでいる計算になります。
というように我々が普段1行1行本を読んでいるのが無意味に思えてくる。つまり読書観を変えさせられる奇跡の読書術です。
私はこの本を読んでから読書効率が圧倒的に上がりました。まだ斎藤先生ほどではありませんが、なかなかのスピードになりました。軽い本なら本屋で15分くらい立ち読みするだけで吸収できるようになりました。(買えよ)
というように読書において劇的成長を遂げられる本なので是非読んでみてください。
齋藤孝の速読塾 これで頭がグングンよくなる! (ちくま文庫)
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