東大生が中高生に伝えたいこと第6弾は
論理的に考えろ
です。毎度のことですが僕は東大生です。つまり中学高校の勉強をがんばったから入学することができました。では、中学高校の勉強を東大生になれるくらい頑張るとどうなるのでしょうか?
答えは、「論理的になれる」です。普通の人は勉強というと1600年に何があったかとか詰め込み式の勉強のことを受験勉強や、学校の勉強ととらえがちです。詰め込み式の勉強で太刀打ちできるのは東大以外の大学です。関西の大学はわかりませんが、東京で詰め込み式で太刀打ちできないのは東大しかありません。早稲田慶應も詰め込み式で勉強しさえすれば入れてしまいます。つまり、論理的な人間は東大に集まるのです。
僕は東大に入ってよかったことは?と聞かれたらこう答えるようにしています。
論理的になれたこと。それ以外入ってよかったことはない。
あれ?論理的な人が東大に入るのだから東大生ってもともと論理的じゃないの?という質問がきそうですね。もちろん、東大に入る前から論理的な人間は多いです。僕もある程度論理的な人間だったと思います。しかし、東大は周りの人間の思考のレベルが非常に高いのでそれに刺激されて自分の論理力が非常に磨かれていくのです。これは早慶以下の大学では全く味わえない経験となりますね。だからもっと論理的、合理的な人間になりたい場合はぜひ東大を目指しましょう。
スポンサードリンク
では先ほど言ったように中学高校の間に論理的な思考力を付けるにはどうすればよいのか?それは勉強の意味を考えること。なぜ今この勉強をしているのか?この問題はどんな能力を見ているのか?東大英語の第一問は学生のどのような力をはかっているのか?このような意識、常に疑問を抱き続けることで自分の論理的思考力はどんどん上がっていきます。そうです、疑問を抱いてそれを自分で解決していくことこそが論理的思考力を鍛えることになるのです。勉強に限らず、日々生活している中でも論理力を磨くチャンスはあります。僕はこんなところで論理的思考力を磨いています。
中高生の皆さんは車の免許を持っていないのであまり気にすることはないかもしれませんが、車を運転する人は常に標識に気を配らなくてはなりません。普通の人ならばその標識を見つけたらそれに従うということしか考えないでしょう。しかし、僕はそこからさらに一歩踏み込んでなぜこの標識はここにあるのだろうと考えています。なぜこの道はまっすぐなのに制限速度は時速30キロなのか?(やんちゃなひとはここで時速50キロとか60キロとか出しちゃいます)もしかしてこの先に何かあるのではないか?なるほど、見通しの悪いカーブがあるのだなというように注意深く運転でき安全なのです。
この考察はなにも運転している時だけしかできないわけではありません。本郷三丁目の交差点は8時から20時まで右折禁止となっているのですが、これはなぜかということを考えました。東大入試でこの交差点の画像を見せて問題を出してほしいくらいです。どのような交差点かというと、2車線の交差点で、車どおりは非常に激しいです。右の車線は上記の時間帯は直進のみ、左の車線は直進及び左折可能です。さてなぜでしょう?まあほとんど答えは出ていますけどね。
答えは上記の制限を設けないと直進できない車が大量発生し大渋滞を引き起こしてしまうからです。
考えてみましょう。まず左折及び直進可能車線についてですが、左折するときは必ず歩行者用の横断歩道を横切らなければなりません。その交差点は歩行者の横断量も多いため、歩行者用信号が赤にならないと車が左折できない場合が多いです。そこでまず、左車線の直進したい車は左折待ちの渋滞に巻き込まれます。次に右車線ですが、もし右折可能にした場合、反対車線の車が途切れない限り車は右折できません。そして車どおりの多い道路ですからもちろん右折できず、その後ろに直進待ちの車が多くなってしまいます。
このように2車線しかないために大渋滞が発生する恐れがあり、それを防ぐために規制を設けているのです。僕はこの答えを二日くらい考えて見つけました。
というように僕は常日頃こんなことを考えながら暮らしています。どうです?きもいでしょ?(笑)ただ、こういうことを考える習慣のついている人が東大に入れるのです。勉強だけに疑問を抱いていてもしょうがないです。むしろ勉強にいちいち疑問を持つのはだるいかもしれませんが、日常の中に疑問を抱いて解決するのは楽しいかもしれません。
東大生である僕が勧める論理力トレーニングとうでしたか?日常生活のいろいろな疑問などを自分で考えて、答えを出すという行動は非常に意味のあるものだと思います。受験勉強だけでなく相手に何かを納得してもらえるような説得力のある発言をするためにもこのトレーニングは有効なのだと思います。決して正しい答えを出す必要はありません。何か気になる題材を見つけたら僕に送ってみてください。(saisentan.toudaisei@gmail.com)答え合わせしましょう。
今日のメッセージはもっと論理的に考えろ!でした!東大生になりたいならば勉強の第一歩としてこのようなことを意識してみましょう。
スポンサードリンク
本ページは昨日30回読まれ、本日9回読まれています。もし、この記事に関連記事のリンクを貼りたいブログ運営者の方はこちらをご覧ください。